ニュース
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説明会Q&Aを掲載しました。
FAQを更新しました。 -
NEDO量子懸賞金事業/教育プログラム・課題募集説明会を開催しました。(説明会資料)
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NEDO量子懸賞金事業/教育プログラム・課題募集説明会の事前申込の受付を開始しました。
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Webサイトを公開しました
メッセージ
量子コンピュータの実現に向けて、世界的に激しい研究開発競争が始まっていますが、量子の世界は未だ黎明期であり、新たな視点や多様な発想が求められています。また、量子コンピュータによる革新の実現には社会課題の解決や産業創出に向け、様々なアプリケーション・ソフトウェア開発がますます重要になっています。
本事業では、手厚い教育プログラムやマッチング機会の提供に加え、多額の懸賞金や最新の研究開発環境など、多様なサポートが揃っています。 これらを是非ご活用していただき、様々なバックグラウンドをもつ方々に量子コンピュータの世界に飛び込んでいただくとともに、多くの方の知見を結集させ、量子コンピュータを活用する課題と解決策を集め、日本の量子コンピュータ産業の発展がさらに加速していくことを期待しています。
量子というとなかなか参入障壁が高いと思われますが、様々な分野の人が自身の強みを量子コンピュータというフィールドで必ず活かすことができると思っています。私の想像を超える多様で自由なアイデア・研究に出会えることを楽しみにしています。
藤井啓祐 氏
審査委員長
大阪大学大学院基礎工学研究科教授
事業概要
量子コンピュータのハードウェアは高度化が進んでおり、実課題解決に足る能力を備えつつあります。本事業では、高度化が進むハードウェアに対し遅延なくユースケース開発を進めるとともに、量子コンピュータを用いたソリューションを開発できる量子人材を増やしていくために、3つの枠組みを用意し、多くの方々のご参加を募集しております。
【課題募集】募集開始(2024年12月13日まで)
既に量子コンピュータに関する課題に取り組んでいる方のみならず、日々社会課題に向き合う事業者からも「課題そのもの」を募集することで、幅広くソリューションの可能性を追求します。
【課題解決案募集】2025年3月頃開始予定
上記でご応募いただいたさまざまな課題に対して、解決案を募集します。量子コンピュータ分野での専門家はもちろん、この分野へ飛び込みたい方も歓迎します。募集時期は3月頃を予定しています。
※応募開始前でも事前の問い合わせを受け付けます。
【参入者募集】募集開始(2024年12月13日まで)
量子コンピュータに取り組み始めた方や、これから挑戦したい方に対して、教育プログラムをご用意しております。量子コンピュータに関する知識を学び、ご自身の課題に取り組むことはもちろん、課題解決案募集へのご参加も大いに期待しております。
1. ビジネスの方へ
【自社課題を提示したい方】
本プログラムでは参加者が革新的なアプローチで問題解決に取り組む機会を創出します。
【量子技術を社内に取り込みたい方】
この機会に量子技術を社内に取り込みたい、というモチベーションでのご参加も歓迎します。
2. 研究開発を行いたい方へ
【量子コンピュータ専門家と組んで研究開発したい方】
本事業では社会的に価値ある課題案を広く社会全体から募集します。これまで量子コンピュータによるソリューションの対象となっていなかった分野も含めて利用の拡大を図るため、既成概念に囚われず奮ってご応募ください。応募された課題案は専門家の議論を経て最終化されます。
【自ら量子コンピュータを使って研究開発を行いたい方】
産総研のG-QuATをはじめとする最先端の量子コンピュータが開発環境として無償で提供されます。
3. 量子を学びたい方・学ばせたい方へ
最先端の量子コンピュータの活用方法をハンズオン支援を受けながら学ぶ機会を提供します。
4. 懸賞金に関心のある方へ
総額約2億円、優勝賞金2,000万円以上(現時点での想定)というNEDO Challengeとしては過去最大規模の賞金を用意していますので、奮ってご応募ください。
教育プログラム・課題募集説明会
本事業および教育プログラム・課題募集の内容について説明会を開催しました。
説明会資料
説明会動画
日程
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2024年10月30日〜12月13日
- 課題募集期間
- 量子参入者(教育プログラム)募集期間
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2025年1月中旬
量子参入者募集(教育プログラム)
結果通知
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2025年1月中旬〜2025年4月中旬
量子参入者枠
教育プログラム実施
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2025年3月中旬〜2025年4月中旬
解決案募集期間
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2025年5月中旬
解決案募集結果通知
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2025年5月〜2026年4月
研究開発実施
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2026年5月ごろ
成果物提出
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2026年夏(予定)
表彰式
- 教育プログラムに参加いただける方には事務局よりご連絡します。
- 解決案応募のスクリーニングを通過したものに対しては開発環境の提供および専門家(メンター)によるメンタリングを受ける機会を提供します。
課題募集
量子コンピュータのポテンシャルを産業界や社会に広く認知させ、競争力の強化や革新的なサービス提供に繋げるため、さまざまなユースケースを創出することが必要です。しかし、現時点でのユースケースは限られており、量子コンピュータの可能性が十分に発掘されていないという課題があります。
これを踏まえ、本事業においては、以下の3つの領域に分け、多くの方からアイデアを募集しております。課題の応募にあたって、領域は自由に選んでいただいて構いません。迷われる方は、判断の目安を参考にしてください。
提供された課題に対して興味を持つ技術者と知り合う機会もあります。ぜひこの機会を活用していただければ幸いです。
応募資格
専門知識や業界を問わず、どなたでもご応募いただけます。
自由で創造的な発想を持つ皆さまが、革新的なアプローチで課題解決に挑戦する場を提供いたします。
応募書類
応募書類は、下記の書類をご提出ください。指定された様式以外でのご応募は認められません。
募集期間
2024年10月30日 - 2024年12月13日
*募集期間終了後も継続してメールにて課題を受け付けます。
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2024年10月30日〜12月13日
応募期間
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2025年1月中旬〜2025年3月中旬
課題WGでの協議・最終化
※追加の課題提出も随時受け付けます
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2025年3月下旬
コンテスト課題の発表・提案提出開始
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2025年5月ごろ〜2026年4月ごろ
採択されたグループによる
研究開発実施
応募方法
こちらより応募書類をアップロードしてください。
応募する- 当事業は、応募者からご提供いただく氏名等の個人情報について、個人情報の保護に関する法律および関連法令を遵守し、 本応募およびこれに関する当事業の目的にのみ使用します。
- ご提出いただいた課題につきましては、内容を精査の上、必要に応じて事務局よりご連絡する場合がございます。ご了承の程お願い申し上げます。
解決案募集
課題募集にて選考された課題の解決を目指す方々を募集します。新たに量子コンピュータの領域に挑戦する方(下記1. 参入者枠)、量子コンピュータの研究開発に携わられている方(下記2. 技術者枠)毎に異なる参加枠を設けております。
懸賞広告は解決案募集が開始される2025年3月頃を予定しております。
参加形態
- 1. 量子ソフト参入者・異分野エキスパート枠(参入者枠)
- 量子化学計算や情報技術など深い専門知見を持つ方
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優れた数学能力やプログラミング能力をお持ちで、量子コンピュータの分野に挑戦してみたいという意欲をお持ちの方
※解決案募集前に量子コンピュータに関する教育プログラムを受講いただけます(詳細は教育プログラムの項を参照)。
- 2. 量子ソフトウェア技術者枠
- 量子コンピュータを用いた研究開発が経験あり、独自で課題に取り組める方
※希望者には最先端の量子コンピュータの実機・シミュレータを開発環境として無償提供します(提供開発環境の項を参照)。
- 量子コンピュータを用いた研究開発が経験あり、独自で課題に取り組める方
現在は量子ソフト参入者・異分野エキスパート枠(参入者枠)向けの教育プログラム参加者を募集しております。
(その他の応募詳細は後日公開いたします)
応募資格
応募の代表者は以下の条件を満たすものとします。
- 国内に居住し、日本の法人(会社、大学等)に所属する方。
- 日本国籍を有する方。
その他詳細な条件は応募要項をご参照ください。
応募書類
(詳細は後日更新いたします。)
募集期間
2025年3月頃開始を予定しています。(詳細は後日更新いたします)
応募方法
こちらより応募書類をアップロードしてください(2025年3月頃開始予定)。
- 当事業は、応募者からご提供いただく氏名等の個人情報について、個人情報の保護に関する法律および関連法令を遵守し、 本応募およびこれに関する当事業の目的にのみ使用します。
留意事項
- 提供開発環境の利用に際しては参加条件とは異なる要件が課されます。詳細は提供開発環境の項をご参照ください。
教育プログラム
新たに量子ソフトウェア領域に参入される方々(量子ソフト参入者・異分野エキスパート)を対象に、量子ソフトウェアを学ぶための教育プログラムを提供いたします。
(詳細は後日公開いたします。)
応募資格
以下のいずれかを満たす方を対象とします。
- 国内に居住し、日本の法人(会社、大学等)に所属する方。
- 日本国籍を有する方。
※ 本プログラムは以下のスキル保持を目安としています
- 線形代数学の基礎知識
- プログラミングの基礎知識
その他詳細な条件は応募要項をご参照ください。
応募書類
応募書類は、下記の書類をご提出ください。指定された様式以外でのご応募は認められません。
募集期間
2024年10月30日 - 2024年12月13日
応募方法
こちらより応募書類をアップロードしてください。
応募する- 当事業は、応募者からご提供いただく氏名等の個人情報について、個人情報の保護に関する法律および関連法令を遵守し、 本応募およびこれに関する当事業の目的にのみ使用します。
留意事項
- 教育プログラムは日本語での実施を基本とします。
- 提供される開発環境の利用に際しては参加条件とは異なる要件が課される可能性があります。
- 教育プログラム参加後に解決案募集に応募する場合には、所属組織に関する情報提供が必須となります。
- 教育プログラムに参加した方には今後のプログラムの改善のためのアンケートにご協力いただきます。
- 応募者多数の場合、教育プログラムの参加者を選考することがございます。
提供開発環境
最先端の量子コンピュータの実機・シミュレータを提供します。
(詳細は後日公開いたします)
選考・審査
(詳細は後日公開いたします)
懸賞金
総額約2億円、優勝賞金2,000万円以上
(現時点での想定。変更の可能性がございます。)
よくあるご質問
※より詳細なQ&Aを教育プログラム・課題募集説明会の説明会Q&Aに記載しております。適宜ご参照ください。
課題募集について
課題応募では連名や複数法人での応募は可能ですか?
連名や複数法人で協力して応募することは可能です。ただし、連携する法人同士での情報の取り扱いなどについては、応募者側で整理・調整のうえ、ご応募いただけますと幸いです。
課題領域の選択において、複数領域を選択しても問題ありませんか?
領域の選択に迷った場合は、複数選択しても問題ありません。内容を鑑み、事務局にて領域を決定させていただきます。
提出された課題を公表する予定はありますか?
提出いただいた課題の一部はコンテスト課題として公表され、外部に公開されることがありますので、その点をご認識ください。
12月13日以降に提出した課題はどのように取り扱われますか?
12月13日以降に提出された課題は基本的にコンテスト課題の検討対象にはなりませんが、専用サイト上で公開するなど、研究開発に役立てるために活用させていただく予定です。なお、提出内容次第では、12月13日以降に提出された課題をコンテスト課題とする可能性がございます。
教育プログラム参加者募集について
教育プログラムに参加するための前提知識は何ですか?
本プログラムに参加するためには、線形代数学とプログラミングの基礎知識があることが望ましいです。
・線形代数学の基礎知識: 大学での線形代数学の基礎講義を履修し、線形空間や線形演算子(随伴演算子、固有値と固有ベクトル、線形演算子のクラス、スペクトル分解定理など)を理解していることを前提としています。
・プログラミングの基礎知識: 変数や関数の概念を理解しており、簡単なコード(例:Pythonにおけるif文やforループなど)を読んで理解できるレベルを想定しています。
教育プログラムの参加にかかる費用はありますか?
学習環境および教材の利用にあたり、以下のものを応募者自身でご用意いただく必要があります。
・インターネット環境および電子デバイス: ブラウザの閲覧、プログラミング、Web会議が可能な安定したインターネット環境と、PCやタブレット端末などの電子デバイスが必要です。これらは各自でご用意ください。なおプログラミングはブラウザベースで実行いただくことを想定しています。
・交通費: 対面でのプログラムに参加する場合、交通費は自己負担となります。
教育プログラムはオンサイト/オンラインどちらで開催する予定ですか?
自己学習プログラムはすべてオンラインで行います。講義についてはオンラインとオンサイトのハイブリッド開催を検討しています。遠方からの参加も考慮し、オンラインで参加可能なプログラムとする予定です。なお、オンサイトでの講義は東京都内にて実施予定です。
教育プログラムのためにどの程度の時間確保が必要ですか?
参加者の習熟度に応じて、講義が始まる1月中旬までの間に各自のペースで約20時間の自習を行っていただくことを想定しています。講義は現時点で、平日18時以降に週1回、2時間のセッションを全11回程度実施する予定です。
自己学習教材はいつごろ提供する予定ですか?
自己学習プログラムの教材は12月中旬に公開する予定です。
教育プログラムに参加する場合、すべてのプログラムに参加する必要がありますか?
本教育プログラムの成果を最大限に高めるため、すべての講義に参加することを強く推奨します。ただし、ご自身の習熟度やスケジュールに応じて、必要と思われるセッションだけを受講していただいても問題ありません。
18歳未満とは、いつの時点での年齢を指していますか?
満18歳に達しているかどうかは、2025年1月1日時点を基準として算定してください。
教育プログラム参加後の解決案募集や成果物募集への応募は必須ですか?
教育プログラムで学習した内容を活用する絶好の機会として、解決案募集や成果物募集への応募を前提にご検討ください。これらの募集には、チームを作って共同で応募することも可能です。
解決案募集・成果物募集について
解決案募集、成果物募集では連名や複数法人での応募は可能ですか?
解決案提示や研究開発の実施者は個人でも応募可能です。また、連名やグループでの応募も可能です。
海外の機関も応募可能ですか?
グループの一員として応募することができます。グループの代表者は日本国籍を有する者、もしくは日本の法人格を有する法人に所属する者である必要があります。
部分的に国の競争的研究費を用いているものを応募して問題ありませんか?
部分的に競争的研究費を用いているものは、応募対象として問題ありません。
他の受託事業・補助金等を受けているテーマで応募しても問題ありませんか?
国の補助金・受託事業と全く同一の内容での応募はNGとなります。
代表者もしくはメンバーを分ければ1社から複数応募可能ですか?
代表者と内容が重複していなければ、同一の企業・団体であっても、別の応募者とみなします。
どの程度のレベルの成果物が求められますか?
解決案応募(2025年3月頃)は構想資料(文章、プレゼン資料等)で構いません。審査では何らかの実機・シミュレータを活用した研究成果を求めます。
コンソーシアムを組む場合、代表企業以外も採択企業として公開してもらうことは可能ですか?
希望する場合は事務局までご相談ください。
途中で個人応募から法人応募に切り替えることは可能ですか?
エントリー形態を法人応募に切り替えることは問題ございません。変更される場合にはなるべく早めに決定ください。また、決まりましたら事務局までお知らせください。
途中からメンバー追加・変更は可能ですか?
開発環境の利用等の点で調整が必要な可能性がございますので、事務局にご相談ください。
開発した技術の知的財産権は誰に帰属しますか?
開発者に帰属するのが基本的な考え方です(詳細はお問い合わせください)。
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量子コンピュータ×社会課題解決推進へのご協力、援助いただける企業の皆様へ
興味がございましたら事務局まで是非ご連絡ください。
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主催
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NEDO Challenge, Quantum Computing “Solve Social Issues !”事務局
メール : qc-challenge@nedo-challenge.jp